JNetHacker's Bible

for NetHack

アイテムの扱い方

2001/06/16

 ここでは、JNetHack に出てくるさまざまなアイテムをどう扱うかを説明します。

拾うアイテム

 拾うアイテムより拾わないアイテムを述べた方が早いですね。拾わないアイテムはずばり、武器類・ほとんどの防具類・彫像類・岩類・石・箱・死体などです。死体はすぐに食べてしまうので。箱は各地に置いておいた方が便利だから。彫像はすぐに壊してしまうので。他は重いしありふれているし 使えないからです。

 あと、灰色の宝石に注意しましょう。これは、重しの可能性があります。重しは非常に重い上、拾うと呪われて地面におけなくなります。先に何もないところに蹴ってみて、飛んでいったら火打ち石か幸せの石、"ゴツン!" なら重しです。

アイテムの判別法

 アイテムの判別法を参照。

持ち運ぶアイテム

 普段荷物を出来るだけ軽くするために、持ち運ぶ荷物は出来るだけ絞りましょう。ぜひ持ち運ぶべきアイテムは、装備武器・装備防具・使える道具類・食糧・金を基本として、使える魔法のアイテム類。

アイテムの使い方

 基本的なアイテムの使い方について:

呪いを判別してから使う。
序盤ならペット、前半以降は祭壇で呪いを識別してから使いましょう。
未識別アイテムは使わない。
マイナス効果なら打撃を受けますし、プラス効果のものでもその効果を使い切れず無駄に終わるのがほとんどです。使わないで判別する方法はいくらでもあるので、焦らず待つこと。

具体的なアイテムの扱い方の表

どれくらい拾うか?
どれくらい残しておくか?
どれくらい持ち運ぶか?
全部
○+数個
1個
条件付き
×0個
種別 名前 有効な使い方
武器 主武器・副武器 装備して使う。
アーティファクト × 収集してスコアを稼ぐくらい。破壊しても、生成率は変わらない。
道具として使う。
普通の武器 × × × スキルの観点から見て、ほとんど使えない。
防具 自分の防具 装備する。
魔法の防具 × × 要らなくても識別してから捨てる。
残り × × × 一部装備して使う他、フォートローディオスなどでまとめて変化させる。
指輪 瞬間移動制御・浮遊・争いの指輪 ○+ 装備する。
変化制御・変化 × 変化するのに使う。
透明・警告・忍び・回復・探索・対衝撃など 必要なら、装備する。回復以外は、たくさんあって食べられるなら食べてみるのも良い。
魅力・腕力・攻撃・守り 増加値が高いなら、装備するのも良い。充填で強化可能。食べるのも良い。(特に、攻撃)
残り × × 変化させる。
魔除け 装備する。
魔法の呼吸 堀に重要アイテムを落としたりした時のため。食べるよりは、その分変化させた方が良い。
残り × × 変化させる。反射は、食べても能力が付かない。
道具 魔法のマーカ 虐殺の巻物や魔法書を書きなおすのに使う。
保存の鞄 ○+ アイテムを入れる。
魔法のランプ 祝福してから「こする」以外に、後半で余裕があるなら、永久光源として利用するのも可。
万能鍵・魔法の笛・目隠し・聴診器・ユニコーンの角 道具として使う。
缶詰作成道具 特に巨人系が4体出現した時に缶詰にしてから食べると良い。ミイラなどの賞味期限切れも問題なし。
水晶球 最終試練へ行く時のみ持ち運ぶ。魔法の入り口を探すのに使う。最低でも、4回使用できる必要がある。
祈りの燭台・開放のベル モーロックの聖域に行く時のみ持ち運ぶ。開放のベルは、回数を少なくとも 1 回残しておく必要がある。開放のベルは、呪って使うとアンデッド(レイス含)を召喚できる。
獣脂のろうそく・蜜蝋のろうそく モーロックの聖域に行く時のみ持ち運ぶ。同じ種類のものが最低でも7本必要。
ベル × × 呪って使うと、ニンフを召喚できる。
人形 × × ものによっては…
これら以外のアイテム × × 変化させる。足りなければ、つるはしでも熊の罠でも地雷でも、何でも。
つるはし 壁や彫像・岩を崩す。
大きな箱・宝箱 × × × 階段の近くやキャンプに持っていって、大切なアイテムをしまっておくのに使う。
熊の罠・地雷 × × × 重いので、基本的に無視。
食糧 量の多い食糧 ○+ 持っていく。
トカゲの死体 ○+ 石化を解く。乾し肉の代わりにもなる。
× 時間が経った卵を食べると混乱出来る。間違えても、コカトリスの卵を食べないように。
細かい食糧 × × 食糧難で困っている時でない限り、おいておいて変化させた方が良い。
その他の死体 × × × 食べるならすぐ食べる。拾わない。
聖水 ○+ 祝福したり、呪いを解くのに使う。
不浄な水 × アイテムに呪いをかけるのに使う。神を怒らせる方法以外に、水をひたすら泉につけると、時々作れる。水を不浄な水にひたして、増やすと良い。
麻痺 ○+ ○+ 上級悪魔やクエストボスに使う。
× × 聖水・不浄な水に変える。
能力獲得 × × まだ力以外のステータスが最強でなければ、祝福して飲む。
速さ × × 回復を参照。
可視 × × 祝福して飲むと、可視能力が恒久的に付く。
回復 × × 速さに浸すと、薄まった超回復に。
超回復 × × 祝福して飲めば最大 HP が 5 増える他、魔力に浸せば薄まった能力獲得に。
レベルアップ × × 呪われていない状態で飲めばレベルが1上がる。出来るだけレベルが上がった状態で飲むこと。
啓蒙 × × 祝福して飲めば、能力がわかる他に知力と賢さアップ。必要な時のみ飲む.
魔力 × × 祝福して飲めば最大 MP が増える他、超回復の項を参照。
煙の出ている薬 × × ごくまれに魔法のランプのように風のジンが出てくる。祝福して飲むべし。うまく調合を使って煙の出ている薬を増やすと良い。
その他 × × 泉に浸して水にする。混乱・盲目・幻覚は、泉に浸さなくても、ユニコーンの角を浸せば、直接水にかわる。変化させる必要はない。
巻物 解呪 ○+ 祝福して使えば、まとめて呪いを解ける。
武器に魔法をかける・鎧に魔法をかける × 祝福して使う。「武器に〜」は出現確率が高いが、「鎧に〜」は非常に低い上、必要量が多いので、最後まで使うものにしか使ってはいけない。
鎧を破壊する × 呪われたものを、混乱して使う。「鎧に〜」の節約のため。
虐殺 × 祝福して使えば、まとめて虐殺出来る。詳しくは何を虐殺するかを参照。
充填 × 願いの杖や死の杖・魔法のマーカなどを充填する。
識別 × 祝福して使えば、時々全部識別できる。識別の魔法が使えるようになるまで。
瞬間移動 ○+ ○+ 呪われた瞬間移動はレベル・テレポートできる。また序盤なら呪われていない巻物も杖変わりに。
残り × × 変化させる。
魔法書 変化・魔法の地図・宝を探す・呪いを解く・識別・瞬間移動 読み直すために。
怪物を魅了する NetHack 最強の魔法として名高いこの魔法は、是非とも確保すべし。
怪物を作る・死の指 死の指は、使いこなせるなら; 怪物を作るは、捧げものが欲しい時のみだけで良い。それ以外は変化させてしまう。
残り × × 読んだ後、変化させる。全ての魔法書に共通して、レベルに不相応な魔法書を読むとたいてい失敗し、また呪われた魔法書を読んでも失敗する。失敗するとしばしば魔法書は塵となって消えてしまうので、レベルが上がってからまとめて読むのが賢明。なお、レベルの低いうちに読んでも、大半は使えない。また魔法書を読む時は、必ず呪いを解いてから。
雷・炎 ○+ "Elbereth"を焼き付けるのに使う。
○+ イェンダーなどを倒す。死の指にはあまり期待しない。イェンダーは MP がたくさんあって腹がふくれている時に来てくれるとは限らない。
願い × 願う。対象は、願いについてを参照。もしものために、出来るだけ残しておくべし。一度使いきったら充填して、さらに使いきったら振り切って使う。
変化の杖 × 変化の魔法書が見つかるまで、こちらを。
○+ 堀を凍らせて渡れるようにしたり。
速くなる・透明にする ○+ ペットにかけてやる。
死人返し × × 死んだ時に装備以外にアイテムを残すもの(具体的には、ユニコーン)を何度も生き返らせて、その度に殺すことでアイテムをたくさんゲットできます。ユニコーンの角は道具なので変化させてしまいましょう。
その他 × × 変化させる。
無力化 × × × 保存の鞄に入れると魔法の爆発を起こすので、危険。間違って入れる可能性も考えて、拾わず無視すべし。
宝石・石 宝石 余裕があれば、終盤に最終試練への階段へ向かう時に持っていく。
幸せの石 × 運を 3 上げる他、自然の運の変化を止める。運が高いと、 "名誉" を得やすいので、持たない方が良い。
ガラス・石・火打ち石 × × × 変化させれば、稀に宝石に変わる。きりがないけど。
重し × × × 拾うと、即呪われて置けなくなる。無視すべし。
全て × × × 壊せば、中に魔法書が入っていることがある。オラクルにあるケンタウロスの像が狙い目。メデューサでは、石になる前に持っていたであろうアイテムが入っている。
× × × キャンプにある扉を壊されたら、代わりに使う。下に Elbereth を焼けば、巨人も入ってこれない。他にも、堀に沈めて渡れるようにする。
○+ 僧侶に寄付して AC をあげてもらう。