JNetHacker's Bible

for NetHack

ダンジョン

2002/05/13



-5F 命レベル(astral)

JNetHack 迷宮の構造

(*)
「精霊界への階段」からゲームはスタートする。
(*)
「大部屋」は、一定確率で発生する(ないこともある)。
(*)
階の値は、平均値である。
   : (*1)
-4F 水レベル(water)
   : (*1)
-3F 火レベル(fire)
   : (*1)
-2F 風レベル(air)
   : (*1)
-1F 地レベル(earth)
   i (*2)







(*)
(*)
(*)
1F 精霊界への階段
(One way stair to The Elemental Planes)
|
3F ノームの鉱山への階段
(Stair to The Gnomish Mines)
<->-> ノームの鉱山最上階 4F





(*)
| |
7F 神託所(oracle) ノームの鉱山の街(minetn) 6.5F
| |
11F 大部屋(bigrm) ノームの鉱山最下階(minend) 10.5F
|
13.5F クエストへの魔法の入り口
(Portal to The Quest)
<-O->
(*3)
クエスト最上階(*-start) 13.5F



(*)
|    | (*4)
16.5F ローグ(rogue) クエスト中階(*-locate) 15.5F
19.5F フォートローディオスへの
魔法の入り口
(Portal to Fort Ludios)
クエスト最下階(*-goal) 18F
(*5)
<-O->

フォートノックス(knox) 19.5F








|
24.5F メデューサ(medusa)
|
27F 城(castle)
   i (*6)




(*)
(*)
28F 死の谷(valley)
|
31.5F アスモデウス(asmodeus)
|
34.5F ジョウビレックス(juiblex) ヴラド侯の塔最上階(tower1) 39F





(*)
| H
37.5F ベルゼブブ(baalz) ヴラド侯の塔中階(tower2) 40F
| H
42F ヴラド侯の塔への階段
(Stair to Vlad's Tower)
<-<-> ヴラド侯の塔最下階(tower3) 41F
|
44F オーケス(orcus)
|
間に何階かある階段
||
階段
i
上へ一方通行の階段
!
下へ一方通行の階段
H
はしご
:
上へ一方通行の魔法の入り口
<-@->
双方向
--@->
一方通行
<
上り階段
>
下り階段
O
魔法の入り口
(*1)
イェンダーの魔除けを持たずに通ろうとしても、何も起こらない。
(*2)
イェンダーの魔除けを持たずに上ると、ダンジョンから抜ける。
(*3)
クエストのリーダーから追い出されると消滅。
(*4)
クエストのリーダーの許しを得ないと使用不可能。
(*5)
時々なくてフォートローディオスに行けないことがある。
(*6)
降りる階段は無いので下へは落とし穴で降りる。
(*7)
7本のろうそく・祈りの燭台・開放のベル・死者の書を順に使うと出現。
|
44.5F 塔外部 魔法使いの塔1(wizard1)
|| H
45.5F 塔外部 魔法使いの塔2(wizard2)
|| H
46.5F 塔外部 魔法使いの塔3(wizard3) <-O-+
|     |
50.5F 魔法使い(fakewiz1) <-O-+
|
50.5F 偽魔法使い(fakewiz2)
|
53F 最下階
   || (*6)
54F 聖域(sanctum)

運命の大迷宮1

 NetHack 初心者の方はこちらへ。

 運命の大迷宮は、あなたが探索する迷宮の、半分を占める、たいへん広大なダンジョンです。ここは、幾つかの部屋と、それを結ぶ通路で構成されています。この構成は、他の全てのダンジョンにおいても、基本となるものです。

 運命の大迷宮の特殊な仕掛けについてひとこと。運命の大迷宮には、"ヴラドはここにいる" "ad aerarium" などと地面に書かれた横に、隠し扉が存在することがあります。これはこの先に、それぞれ落とし扉と瞬間移動の罠があります。前者は単なるひっかけですが、後者は先に魔法の金庫がつながっています。魔法の金庫は中に金が詰まっていますが、つるはしなどがないと出られません。こういうときは、しばらく待っていれば番兵が出てきて強制退去させられます(金は持ち出せません)。

 他に、隠し扉があるわけでもないのに、部屋の横に1マスだけどことも繋がっていない空間があることがあります。もしここに巻物があったら、それはおそらく瞬間移動の巻物です。これは偶然に通路などと接触して繋がった時、目にすることもあるでしょう。

運命の大迷宮2

 さて、今後しばらくの戦い方について。ずばり、特に小細工する必要はありません。強敵が来たら重い荷物をおろすとか、基本的なことだけで十分です。死なない時は死なないし、死ぬ時は死ぬもんです。特に、死の杖がきたらおしまいです。抵抗のしようもありません。(運命は無情なもんです

 とはいっても、少しくらいは小細工して楽になりたいものです。そこで先に識別したアイテム群の中で、なにか役に立つものがないか見てみましょう。指輪なんかが狙い目です。運良く良いものが見つかったら(常にあるとは限りません)是非少しでも生かして、楽に進めると良いでしょう。

 途中で拾ったアイテムは、全て持っていくとかさばるので、随所で大きな箱などに入れ、忘れないように階段の近くに置いておきましょう。メデューサから戻る時に、回収します。持ち運ぶアイテムについて、こちらで確認しておきましょう。

 アイテムの整理には、[#a]djustコマンドを使います。これは、ゲームに慣れるうちから使っておきましょう。

 あと、一つだけ注意を。保存の鞄を持っているなら、たくさん荷物が持てて便利ですが、無力化の杖を入れると魔法の爆発を起こして中身ごとなくなります。保存の鞄に大半のアイテムを入れている場合が多いので、起こると被害は甚大です。よって、保存の鞄(の可能性のある鞄)には、未識別の杖を入れてはいけません。注意しましょう。

オラクル

 オラクルとは中央に泉が4つ、周囲にケンタウロスの像が並んでいる部屋で、中央に賢者が住んでいます。信託には高位・低位の信託があり、必要な金が違います。信託には特に有益な情報はないので、ケンタウロスの像から魔法書だけもらって進みましょう。

大部屋

 大部屋レベルは、確実に出現するとは限りません。ここは名前の通り大きな部屋が一つあるだけで、この階には部屋がそれ以外にはありません。当然あなたの位置は敵に丸見えで、全ての魔物が一度に攻め寄せてくるので、それなりに実力がないと袋叩きにされてしまいます。

 楽にクリアするには、"Elbereth" を焼き付けて、その上で頑張るのが良いでしょう。

ローグ

 他のマップとは違った、どこか古めかしい表示のされ方をするこの階は、ローグレベルと呼ばれています。これは昔 NetHack の先祖(直接の繋がりはありませんが)となった Rogue を模したもので、システムもここだけ少し特殊となっています。例えば、この階では決して魔物が死体を残すことがありません。

 またここには、不幸にして力尽きてしまった冒険者の幽霊が出て来て、しかも時々、偽物のイェンダーの魔除けを持っていたりします。冒険者の哀愁を感じる瞬間…この魔除けを本物だと思ってしまう人も、いるとかいないとか。

メデューサ

 メデューサは大部分が水に囲まれており、ウナギがわんさかいるので、非常に厄介です。用意なしには、まず渡れないでしょう。(仮に渡れても、帰れません。)渡る方法としては、普通に浮遊シリーズを付けて渡る他に、吹雪の杖を振り回して渡る方法があります。が、これは言うまでもなく危険です。どちらにしてもウナギを虐殺、もしくは殲滅(ウナギは自然発生しません)する必要があります。虐殺の巻物が出たら、ウナギを真っ先に虐殺しましょう。

 渡った先にはメデューサがいます。石化されないよう気をつけて。

 城レベルは、運命の大迷宮とゲヘナの境目です。ここは城は堀に囲まれており、渡るには正面にある跳ね橋を降ろす他、堀を越えて裏口から入るしかありません。ここには下り階段がなく、下へ降りるには倉庫の前にある落とし穴を使います。またここには必ず願いの杖があります。

 ここには必ずリッチ系や錆の怪物、ゾーンなどが出てくるので、厄介です。リッチ系などは事前に虐殺しておくのが賢明です。まず楽な方法として、跳ね橋を衝撃などで破壊し、争いと目隠しをつける方法があります。これなら堀を飛び越えてくる者以外、全て同士討ちで片付きます。ことが終わってから、岩(たいてい近くにあります)で埋めるなり氷にするなりすれば、堀の通行も問題なく行えるでしょう。

運命の大迷宮3

 さあ、ついにため込んだアイテムを使う時が来ました。ここが一番肝心です。今までアイテムをためていたのは、ここで消費するためであり、ここの結果如何で、今度の運命が決まるといっていいでしょう。

 まず、識別した後、使えるアイテムは使い、必要なアイテムは箱の中に保存しておきます。詳細は、こちらのアイテムの使い方を参照。その後、要らないアイテムが大量に出るでしょうから、それを変化させましょう。変化の杖が無ければ先に城へ行き、願いの杖を手に入れます。そして変化の魔法書を願いましょう。レベルは死の谷で上げれば、問題ありません。変化中は、ゴーレムが出るので、警戒が必要です。敵にアイテムが拾われるのを防ぐためにも、下に "Elbereth" を焼き付けておくのは良い考えです。

 これを何度も繰り返せば、自然と必要なアイテムは揃うでしょう。装備とアイテムがだいたい揃って、AC が -40 を越えたら、十分です。迷うことなく、ゲヘナへ行きましょう。その時持っていくアイテムはこちら

 ちなみにひとつ。魔除けや指輪は、食べると時々能力が付きます。食べるには、変化の指輪 / 魔法 / 杖で岩モグラ・錆の怪物・ゾーン(金属)、ゼラチンキューブ(有機物)に変化するだけです。変化制御の指輪を付けていれば、簡単に変化できます。

ノームの鉱山

 ノームの鉱山は、運命の大迷宮とは違い、1フロア全体が区切られていない階層となっています。壁のあちこちに宝石に埋まっており、掘って取り出すことができます。モンスターはその名のとおりノーム・ドワーフなどが中心で、混沌のクラスだと全てを敵に回すので苦労します。その時は、少し鍛えてから入ることをお勧めします。

 さて、ノームの鉱山には、大きくわけて 2 種類あります。一つは明かりのついたタイプで、もう一つは明かりのついていないタイプです。両者は明かりの点を除いて本質的には全く変わりませんが、難易度が全く違います。明かりのついた方と比べ、明かりのついていない方は圧倒的に難易度が高いです。あかりがついていないと、敵が近づいても気付きにくく、囲まれやすいです。さらに、探索の際もくまなく回らなければならないので、かなり面倒です。罠を踏む確率も相当高くなります。ランプを持っていると、かなり楽になります。

 明かりのついていないタイプの場合、まず降りたら、階段の上で敵が来るのを待ちましょう。そしてやられたら、すぐに階段に上がって回復しましょう。階段を登ってついて来る魔物は、ここではまだほとんど出ません。回復したら、また降りて攻撃。これを繰り返して、一匹づつ確実に倒せば大丈夫です。そして敵が来なくなったら、進みましょう。また明かりのない場合、壁をつたっていきましょう。これなら敵に8方向を囲まれるということがありません。また、1対1で戦える場所がないか常に気を配って置きましょう。後、観光客は、惜しまず魔法の地図の巻物を使いましょう。これなら楽に進めます。

 他に、弱い時は、つるはしで地面を掘り、先に街を目指すという手があります。ただし、ペットと離別したり、飛び越えて下の階に行ってしまったり、降りてすぐに囲まれたりするリスクがありますので、一概に良い手と言えるわけではありません。

ノームの鉱山の街

 ノームの鉱山に入ってから 3 〜 4 階降りると、街があります。ここには…

 店(雑貨屋、道具屋、食料屋、照明店)があります。店でアイテムを売る時、値段でアイテムが判別できることがあります。活用しましょう。また、空腹時に食料を買おうとすると、値段を釣り上げてきますので注意しましょう。道具屋・照明屋ではランプやランタンを買って行きましょう。魔法のランプはありませんか?[#r]ubで何度かこすれば風のジンが出てきて、願いをかなえてくれたり仲間になってくれたりします。祝福されていればだいたい良いことが、逆に呪われていれば悪いことがおこります。是非祝福してから使いましょう。

 店に関係して、ここには見張りがたくさんいて、無法者を取り締まっています。僧侶や店主に襲いかかったり、あるいは扉を蹴り壊したり泉を使い干したり無断で錠を開けたりするだけで、全員まとめて襲いかかってきます。注意しましょう。

 またここには祭壇があります。序盤で是非利用出来るようにしたいところ。具体的な方法は、こちら。ここはキャンプ設置に絶好の場所なので、早速設置しましょう。

 アイテムのうち、武器・防具はいらないものは売り払い、金に換えます。ただし、魔法の武器防具は識別するまで置いておきましょう。巻物、薬、魔法書、杖、指輪など価値のあるものは全てキャンプに保存しておきましょう。識別されていないものは、どう転がしても使えませんので持っていっても荷物になるだけです。ただし、瞬間移動の巻物 / 杖・穴掘りの杖は、識別されていて使えるならば持っていくと良いでしょう。あと、つるはし、これは比較的重いので一つ持っていれば残りは拾わなくても十分です。

 最下階から幸せの石を拾って帰る時も、キャンプに寄って行きます。まず、アイテムを識別してみましょう。識別するには、まず未識別の巻物のうち、1 枚あたりの売却値が 10 のものを探します。これは必ず識別の巻物です。識別の巻物は生成確率が高いので、大抵複数枚あるでしょう。見つかったら、聖水で祝福します。呪われているものがあれば、先に呪いを解いてまとめておきましょう。そして、めいいっぱい識別したいアイテムを手に持ってから、識別の巻物を読みます。この時まれに全て識別されることもありますので、それを狙います。外れた場合、魔除け・指輪・杖などの重要アイテムを優先しましょう。魔法書は識別しなくても問題ありません。もし祭壇が利用できなかったりして聖水がなかったり、あるいは識別の巻物が少なかったりした場合、この段階での識別はあきらめます。

 その後、武器に魔法をかける巻物を祝福して読みます。この段階になればしばらく使う武器が見つかっているでしょうから、それにかけます。武器に魔法をかける巻物は生成確率が高いので、最後まで使う武器でなくても遠慮せずかけた方が、以後運命の大迷宮を生き延びる上で有利です。なお、識別に失敗していても、この巻物は値段(売却値 30)で識別できます。

 これらが終わったら、山を下り、運命の大迷宮に戻ります。

ノームの鉱山最下階

 ノームの鉱山最下階には2種類のマップが用意されており、そのどちらかしかないので、最下層についたかどうかはすぐにわかります。ここには必ず決まった位置に幸せの石を含む宝石類があります。またタイプ B にはノームの王のワイン倉庫があり、酔っぱらいの薬を含むたくさんの薬があります。こちらの方が、水がたくさん作れて便利です。

クエスト

 え〜?全クラスやるの〜?

 (要約)クエストに挑戦するには、レベルが 14 以上必要である。クエストボスには、麻痺の薬などを使うと良い。足利尊氏は村正の剣を使ってくるので、鞭を使って対抗する。全てのクラスに共通して言えるが、イン・サキュバスに変身して盗めばボスを倒さなくても解決する。

僧侶のクエスト

 これだけ一言。

 僧侶のクエストには、レイスが大量に出現します。これは、クエスト外や、クエスト最上階・最下階に連れ出して、そこで倒すことにより死体を高い(低くない)確率で残すようになります。(クエストの間の各階では、死体安置所が存在するため、ほとんど死体を落とすことがありません)

フォートローディオス

フォートノックス

 フォートノックス(フォートローディオス)とはリディアの金持ち王であったクロイソスの城で、中に金がわんさか詰まっています。これは僧侶へ献金をまかなうために是非奪いたいところ。ただし、ここには動物園、兵舎、さらに玉座の間の3つがあり、ウナギやドラゴンが城の回りを守っています。金を得るのは一筋縄ではいきません。

 とりあえず、フォートローディオスに挑戦する覚悟が出来ている人は、左上にある隠しドアを [s]earch で発見しましょう。発見しない限り敵はドアを開けることが出来ないので、覚悟できていない人はそのまま回れ右で帰れば OK です。

 一度見つけると動物園の敵がなだれ込んできます。魔法の入り口の丁度 1 つ左の位置で、隠しドアの 1 つ下にいる敵を攻撃して片付けていくのが良いでしょう。この位置なら敵から薬や杖などの攻撃を受けません。また、敵のアイテムを一ヶ所に集める意味からも、ここは絶好の位置です。

 動物園の敵を殲滅したら、同様の手順で兵士を殲滅します。兵士はよく薬や杖を持っているので、素早く倒して回収すれば結構稼げます。また大量の兵士の中には、ひょっとしたら死の杖をもっている奴がいるかもしれません。そういった不慮の事故に遭わないよう、兵士だからといって油断してはいけません。兵士達を倒せば、大量の経験値を得ることが出来るので、クエストにまだ挑戦できない人は頑張って。

 兵士を殲滅したら、あなたの目の前には兵士が持っていた大量の武器防具が置かれているでしょう。これは変化されて鎧を得るのに使います。

 ここで、フォートローディオス攻略に関して一つ注意を。フォートローディオスでは、 "フォートローディオス" というその名前の長さのあまり、ステータスバーの自分の状態異常を表示する部分がスクロールアウトして見えません。よって、ぺこぺこだろうが衰弱だろうが分かりません。長い兵士との戦闘の間隙を縫って表示される、一瞬の腹減りメッセージを逃して、ふらふらになって倒れるまで気がつかない、というケースが良くあります。ドラゴンとの戦闘中に倒れると昇天間違いなしなので、注意して。

 次に、城を護るドラゴンを倒さねばなりません。ドラゴンは 4 体、城の左上、あるいは城の外のクロイソスの真下や真上の位置など特定の位置で常にたむろしています。(いつも同じような位置でうろうろしているのは、思考ルーチンのせい?)必然的に、ドラゴン達は複数がかたまっているので、うかつには手を出せません。争いの指輪を使えば楽にウナギごと処理できますが、ないなら結構辛いものがあります。瞬間移動などを使って分散させ(飛んだ位置に近いたまり場でたまるようになります)、各個撃破するようにしましょう。

 そして玉座の間に入るには、堀が邪魔をしています。(このおかげで敵も出てこれませんが。)堀には巨大ウナギがいるので、これを処理せねばなりません。手で倒すのは危険なので、吹雪の杖を使って堀を分断し、隠しドア周辺に来れなくすれば OK です。堀を渡るのも、同様に吹雪の杖で OK 。

 それが終わったら、最後の難関はクロイソスです。クロイソスは、両手持ちの剣を持っているせいか、攻撃力がなかなかのものです。鞭を使うか、クエストボスなみの扱い(麻痺の薬など)で倒しましょう。あるいは、堀を埋めなければ渡ってこられないことを利用して、浮遊の靴などを履くなり開錠 / 秘密の扉探索の杖を使うなりして隠しドアなどを開けた後、外から争いの指輪と目隠しをつけて眺めているというのも一つの手です。ただし、生き残ったのがクロイソスだと大変なことになるので、その点には注意して。

 最後にどうしても倒せないあなたに究極の方法を。クロイソスが氷になった堀を渡ってきたところを、炎の杖で…

ゲヘナ1

 ゲヘナは今までとは打って変わって、まさに "迷宮" の名にふさわしいつくりとなっています。明かりは全くなく、全フロアが迷路となっていて、ミノタウロスなどゲヘナ特有の敵が襲ってきます。

 さて、ゲヘナでは、もうわざわざ探索する必要はありません。必要なアイテムは全て揃っている(はずだ)からです。ゲヘナの通常階に降りたら、まず魔法の地図の魔法を使い、階段の位置を確認します。次に宝を探す魔法を使い、めぼしきアイテム(魔除けとか)を拾い、あとは階段へ瞬間移動でひとっとびです。この時、食料だけには注意して。

 また戦闘に関しても、全く小細工する必要はありません。ACが -40 もあれば、ミノタウロスが来ようが僧侶が来ようがほとんどダメージはくらわないでしょう。ただ、コカトリスなどの特殊攻撃に注意して。神への祈りは届きません。

 ゲヘナの最下階につくと、「振動する床」という場所があり、上に乗ると奇妙な振動を感じたとのメッセージが出ます。これは上を通ってみないとわからず、また上に乗っても罠のように印がついたりはしません。ここである一連の行為をすることで、真の最下階であるモーロックの聖域へ進むことができます。(詳しくはこちらへ。)見つけたら、自分で印(目立つアイテム --- 宝石、魔法書 --- をおくのが一般的です)をつけておきましょう。

 最後に、必要ならキャンプに再び戻って、得たアイテムを使って強化すると良いでしょう。

死の谷

 死の谷はゲヘナの入り口にあたり、下の階への階段は巧妙に隠されています。ここが最下層だと思ってしまったりする人も、いるとかいないとか。ここにはモーロックの祭壇の間があり、モーロックの僧がいます。モーロックの祭壇は属性が無心で、決して転換する / されることがありません。またこの階以降、モーロックの領域となるので、決してあなたの神へ祈りはとどきません。注意しましょう。最後に、祭壇の僧に会えるのはこの階が最後で、またここでは確実に会えますので、いままで会えなかったのならここで AC を上げてもらいましょう。

 またこの階は死体置き場が 3 つあり、たくさんのレイスがいるので、是非ともしっかりレベルを上げたいところです。とはいっても、ここは死体置き場なので普通に倒してはレイスは死体を殆ど残しません。必ず階段まで連れてゆき、登って上の階まで誘導し、そこで倒すようにしましょう。これならレベルも 30 までは確実にいくはずです。コツとしては、忍び能力を使って、先にレイス以外を駆除しておきましょう。またエクスカリバーを装備していると、レベルドレインを防げるので誘導に便利です。階段に "Elbereth" を焼き付けておくと、階段をとられないので楽です。最後に、きしむ板に気をつけて。左上の死体安置所の真下にあるのを含む 2 個、確実にあります。

 あと、この階より上の階からこの階より下の階へ一気にレベルテレポートしようとしても、必ずこの階で止まります。おそらく、序盤でレベルテレポート&制御を手に入れた場合に、簡単に最下階まで行くのを防ぐためなのでしょう。

アスモデウス

 ゲヘナで一番始めに来る特殊階が、アスモデウスレベルです。アスモデウスが階段の横で番をしています。が、彼はいくらか袖の下を通せば、無傷で通してくれるので、その方法が一番楽です。ただし、例外があって、エクスカリバーを装備していたら、始めからとても怒っていて、交渉は成立しません。

ベルゼブブ

 マップを書いている途中に気付いたのですが…これはひょっとして…ゴキ○リ?さすが"蝿の王" ベルゼブブ、住んでいる所が一味違います。(6本の足はプレイ中は見れません。)

 (注:後に蝿であるとの指摘を受けました。確かに蝿の方が自然ですね。頭は左側です。)

 ベルゼブブレベルも、アスモデウスレベルと同じく、今度はベルゼブブが番をしています。が、やはり金を払えば通してくれるので、これが解決しましょう。冥土の沙汰も、金次第。

ジョウビレックス

 宝を探す魔法を使った時に出てくるドクロがお茶目な、ゲヘナで最も面倒な階、ジョウビレックスです。ここではまず、あたりが水に覆われ、浮遊なしには渡れません。また、病気にしてくる難敵ジョウビレックスが襲いかかってきます。

オーケス

 オーケスレベルは半分が街になっています。ここには店が幾つかあり(ただし、全て既に廃墟)、祭壇があり(ただし、属性は無心)、最後に死体置き場があります。また部屋の大部分は荒らされて、岩だらけです。つまり、ゴーストタウンなんですね。

 ここではオーケスが番をしています。他にも、に注意しましょう。

魔法使いの塔

 魔法使いの塔へ入るには、中途にある水に囲まれた二つの塔のうち、本物の塔の中にある、魔法の入り口に入る必要があります。残りの一つは偽物で、魔除けがあります。この魔除けをイェンダーの魔除けだと思ってしまう人も、いるとかいないとか。本物の方の魔法の入り口に入ると、あの、どこからも入ることができなかった塔の最下階に行くことができます。

 塔の中には最下階に蜂の巣と幾つかの小部屋、中階には動物園と幾つかの小部屋があり、階同士ははしごで繋がっています。最上階には小部屋と水に囲まれたイェンダーのいる部屋があり、場所不定の隠しとびらで繋がっています。イェンダーはこの部屋の中央におり、あなたを待ち構えています。

モーロックの聖域

 モーロックの聖域に降りるための階段は、通常、表面には見えておらず、「振動する床」の上で、次のことを行って出現させる必要があります:

  1. 7本のろうそくを祈りの燭台に取り付ける。
  2. 祈りの燭台の明かりをともす。
  3. 開放のベルをならす。
  4. 死者の書を読む。

 ろうそくは呪われていても良いですが、他は呪われていてはいけません。また開放のベルを鳴らした 5 ターン以内に読み終えなければなりません。成功すれば、周囲の地形に変化が起こり、足元にモーロックの聖域に繋がる階段が出現します。

 モーロックの聖域の奥には、モーロックの祭壇があります。これは炎の罠に囲まれており、また隠しとびらでつながっています。中にはモーロックの高僧がいて、イェンダーの魔除けをもっているので、奪い取りましょう。なお、高僧は相当の強敵です。これが終われば、次の目的地は、上です。1階を目指して、戻って行きましょう。

 ちなみに、ここは階段出現後、レベルテレポートで入ると少し楽になります。

ゲヘナ2

 さて、イェンダーを倒すと、事態は緊迫します。あなたは以後イェンダーに付け狙われる身となり、所々でイェンダーの妨害を受けることになります。具体的には、

 が、50 〜 249 ターンに 1 回起こります。イェンダー対策には死の杖か麻痺の薬を常に携帯しておきましょう。アイテムが呪われた時は、最低でもユニコーンの角が呪われていないか確認しておきましょう。これが呪われると惨事を引き起こすので。

 また、イェンダーを倒したことによって、イェンダーが追いかけてくる以外にも、幾つか変化が起こります。具体的には、

 なお、死者の書を手に入れて、振動する床に戻る時は、レベルテレポートしていくと簡単です。

 イェンダーの魔除けを持って帰る際には、いくつか制限があります。まず、イェンダーの魔除けを持っていると、レベルテレポートが出来ません。よって、ちまちま階段を登っていくしかありません。(この時、階段間を瞬間移動で移動すると楽です)また、イェンダーの魔除けを持ってモーロックの聖域から戻ってくる際に、ゲヘナの中で階段を登ると、

一瞬奇妙な力があなたを包んだ...

というメッセージと共に、現在の階か下の階に戻されることがあります。これは 1 / 4 の確率で起こり、また戻される階の量と確率は属性によって異なります。秩序が最も厳しく、混沌が最も楽です。

 これは最悪の場合(特に秩序)、同じ所を何度もぐるぐる回るはめになるので非常に厄介、かつストレスがたまります。特にジョウビレックスレベルを挟んで何度も飛ばされた時はもう…JNetHack でムカつくことベスト1に自信を持って推薦できます。ぶちきれないように、プレイヤーには心の安静が必要です。

 またこの時、腹具合に注意する必要があります。イェンダーの魔除けに両手の指輪、魔除けに瞬間移動の魔法を連発する(瞬間移動はかなりの確率で失敗します)ので、腹の減り具合は凄まじい速さです。またここからでは神に祈ることが出来ないので、下手をすると餓死します。途中でミノタウロスなどを食べて、出来る限り食料を節約しましょう。

 ゲヘナを脱出し、キャンプについたら、使用したアイテムを補充し、水晶球を鞄に移しておきます。また、まだ俗世(スコア)に未練があるのなら、たんまりため込んだ宝石を最後にキャンプを去る時に持って行きましょう。

 最終試練に挑戦するには、1階にある、ゲームスタート時に立っていた階段を登ります。そこの階段を登った時、イェンダーの魔除けを持っていれば、最終試練に挑戦することが出来ます。(持っていなければ、単に Quit と同じ扱いになります)最終試練に挑戦できた場合(出来なくてもそうですが :-) ),運命の大迷宮以下、ゲヘナ、ノームの鉱山など今まで行ったところには二度と帰れないので、忘れ物に注意する必要があります。

ヴラド侯の塔

 ヴラド侯が住んでいる塔です。命の魔除けがあります。祈りの燭台があります。それだけです。

精霊界

 地図注:明かりはついていませんが、塗りつぶすと何も見えないので . を塗っています。

 地レベルは、イェンダーの魔除けを持って最終試練への階段を登ると、神からの激励を受けた後、たどり着くことができます。ここに着くと、直後に必ずイェンダーの大魔法使いが襲ってきます。事前に死の杖を用意しておきましょう。また入った部屋(空間)には必ずエルフの王とミノタウロスがいます。これはイェンダーに似たダミー(エルフの王)を配置するという罠であり、また最低でも一本の穴掘りの杖とつるはしは用意しようという開発者の暖かい配慮でもあります。ちなみにイェンダーも親切に穴掘りの魔法書を持ってきてくれます。

 さて、最終試練では次のレベルまではイェンダーの魔除けを持っていないと作動しない、一方通行の魔法の入り口で繋がっており、さらには(当然ですが)これは罠と同じく見えません。もちろん場所はプレイごとに変わるため、効率よく進むためには、水晶玉が必須といえます。また最終試練に出てくる敵は場所に(似)合う魔物に統一されており、この地レベルで言えば主に土のエレメンタルと岩石巨人、岩のゴーレムに岩のトロル、岩食いやアンバーハルクといった類です。さらに大半のレベルが今までにはない独特な地形をしており、進むにはコツが必要です。

 で、地レベルですが、ここは幾つかの狭い空間がある他はすべて壁となっており、部屋(--- というより空間)同士は繋がっていません。よってつるはしや穴掘りで掘って進むことになります。ただしつるはしで掘ると壁が時々崩れることがあり、またターンもかかって効率が悪いため、穴掘りを使うのがお薦めです。ゲヘナでミノタウロス相手に杖をためるか、イェンダーのくれる魔法書を使うと良いでしょう。またより効率の良い方法として、ゾーン(アンバーハルク)に変化する手もあります。他にアンバーハルクを魅了したりして、少しでも土木工事を手伝わさせるのも良いでしょう。

 風レベルは、全てが空気のたまった場所と曇っている場所で構成されており(要するにここは空です)、浮遊能力なしに移動するのは困難です。(不可能というわけではありませんが。)また曇っている場所では、雷が時々走っています。

 敵は風のエレメンタルに浮遊している魔物などが中心で、風のジンも出現します。煙の出ている薬をもっているなら事前に使っておくのが賢明です。

 次の階へ行くには、素直に水晶球で魔法の入り口を探知した後、浮遊と争いと目隠しをつけて一直線に歩いていくだけです。途中で風の精霊に飲まれることもあるでしょうが、細かいことは気にしない。大半の敵は、同士討ちをしているので、あっさり通過できるでしょう。

 ちなみに、飲み込まれている間に瞬間移動を敵にかければ、強制的に瞬間移動できます。これなら少しはショートカット出来るかも。敵の大群に囲まれた時の脱出に使える?

地図注:明かりはついていませんが塗りつぶすとわけわからないので . を塗っています。

 この階は大量の溶岩、火の罠、のある陸地から構成されています。クエストに似た地形があるクラスもあるし、そんなに特徴のある地形ではありません。敵は必ず炎への耐性を持っています。

 ここでは溶岩があるため前回に引き続き浮遊の指輪を付けておきましょう。また、火のエレメンタルが見えなくなりますが、目隠しを付けておいた方が賢明です。(理由は行けばわかります)それに争いを使って敵の足留めを行い、さっさと魔法の入り口までいくと良いでしょう。

 水レベルは今までと違ってかなり特殊です。幾つかの気泡が水の中にあり、それは常に形を変えながら移動しています。あなたは(基本的に)気泡の内部におり、気泡と共に常に位置を変化します。気泡内を移動することももちろんできますが、気泡の周囲は水のため、誤って飛び込まないよう移動に慎重さが必要です。

 移動では、さらに前回に引き続き浮遊の指輪をつけておれば、気泡間を乗り越えて移動出来ます。魔法の入り口の方向までまっすぐ歩いていけば、そう時間はかからないでしょう。ちなみに、魔法の呼吸の魔除けを使って泳ぐことも出来ますが、もちろんメリットはありません

 敵は主に水のエレメンタルと(虐殺されていなければ)ウナギです。気泡内では常に位置が変化するためか、ウナギに溺れされられることはあまりないようですが、浮遊の指輪を使うなら注意が必要です。

 魔法の入り口までが位置を変化させるため、水晶球なしにこれを見つけるのは相当困難なので、気をつけましょう。また、魔法の入り口に入るときには、必ず争い状態を解除しておくこと。

水晶玉を切らしてしまった不幸なあなたに

 慎重にしているならないと思いますが、万が一水晶玉を切らしてしまった不幸なあなたは、間違いなくここで詰まると思います。ここは魔法の入り口の位置も変わるので、しらみつぶしに調べることができないからです。

 さて、そういうときはどうすれば良いのでしょう。こういう時は、イェンダーの魔除けを付けるのです。魔除けを付けていると、6.66% の確率で魔法の入り口への距離を示してくれます。具体的には、

 なお距離というのは x 座標の差、y 座標の差をそれぞれ二乗して足したものです。

 命レベルは大きく分けて3つの地域に分かれており、各地域には小部屋とその隣に祭壇の間があり、それぞれに高僧がいます。祭壇の属性は秩序・中立・混沌が一つづつで、どの位置がどの属性なのかはプレイする度に変わり、行ってみないとわかりません。あなたはイェンダーの魔除けを自分の属性の祭壇に捧げることが求められています。またこの階には大量の僧侶・天使の他に、デス・フェミン・ペスティレンスという三体の悪魔が各地域に一体づついます(位置は不定)。

 またこの階に降り立つと、警護の天使が現れ、あなたの味方になります。ただし、争い状態の場合は代わりに敵対した天使が数体来ます。また警護の天使は争いを拒み、途中で争い状態になると怒って去ってしまいます。(代わりにやはり敵対した天使を数体よこします。)

 さてあなたは始めは各地域を結ぶ通路に立っているはずです。そこでまず、通路のうち一本道の部分に "Elbereth" を焼き付け、悪魔が各地域間を移動するのを阻止しておきましょう。2体以上の悪魔に挟まれたら、死ぬ危険性が大です。

 それが終わったら、まず三体の悪魔のうち殺される危険性が最も低いデスのいる地域に進みましょう。デス対策としては、あなたの位置から直線上に並んだら、瞬間移動の杖 / 魔法で飛ばしてしまいましょう。悪魔は全て戦わずこのように回避するのが賢明です。

 残りの僧侶や天使は戦って退けるのも良いし、同様に回避するのも良いでしょう。但し間違っても祭壇の高僧にかけたりしないように!戦う時は、呪われた虐殺の巻物で紫ワームを召喚し、魅了してからあたりにばらまくと僧侶や天使を全て瞬殺できます。これは、魔法の笛などで閉じた扉ごしに先の部屋に送り込むとなお効果的です。

 こうして祭壇の間についたら、属性を確認しましょう。属性が違ったら、再び他の地域に行くだけです。ペスティレンスよりはフェミンの方が安全でしょうか。同じ属性だったら、イェンダーの魔除けを捧げれば、あなたはめでたく神となり、栄誉を手にすることが出来ます。

 最後に、ゾーンに変化して、壁を通っていけば祭壇が楽に調べられます。ただし、万が一変化中に攻撃されたら、すぐやられてしまうので、結構リスキーなのが難点ですが…